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続-室戸岬から | |
二十三番薬王寺から室戸岬の突端までの道も長い道であった。群青色の海原を左手に望みながら三日がかりで約百キロを歩いた。ただ歩いた。 ![]() 初秋の朝まだ早いキリッとした風に土佐の大海原が光り輝いている。 前方にいくつもの岬が重なり合うように海に落ちている。その一番先端の薄い影が足摺であろう。 道ははるかだ。 逃げるつもりは無い。うられた喧嘩は買うしかない。戦う以上は勝たねばならない。 この三ヶ月、B総研との戦いに忙殺され、そのあまりもの強欲、稚拙なやりくちに、いささか辟易していた。 上海の黒マントの先生にお伺いをたてたら 「柔らかくて弱いものが勝ちます。ただ弱気になったら負けます。」とのお話であった。 |
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投稿者 renkagabo : 2006/11/01 10:54 | コメント[1] |
Re: 続-室戸岬から
投稿者
Anonymous
: 2011/03/08 10:14:32 JST
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