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2015/11/05 10:57 | 印刷

○目木(めぎ)

 日本の関東地方以西、四国、九州に普通に分布するメギ科の落葉低木メギ(Berberis thunbergii)の枝や幹の木部を用いる。枝には鋭い刺があり、コトリトマラズとかヨロイドオシという別名もある。

 メギとは目木とも書き、目の病気に用いることに由来する。メギ属の植物には関東以西、四国、九州にみられるオオバメギ、東海、近畿などにみられるヘビノボラズ、日本、朝鮮、中国東北部にみられるヒロハヘビノボラズなどがあり、いずれもメギと同様に薬用にされる。また木部は折ると鮮黄色であり、メギの樹皮は黄色の染料としても利用された。

 メギの枝や幹、根にはアルカロイドのベルベリン、ベルマミン、オキシアカンチンなどが含まれ、非常に苦く、殺菌、苦味健胃作用がある。漢方では清熱燥湿・解毒の効能があり、下痢、黄疸、肺炎、結膜炎、腫れ物などに用いる。

 日本の民間では専ら結膜炎などの洗眼薬としてよく知られ、煎じた液をカーゼで濾し、脱脂綿などに浸して洗眼する。欧米では同属植物のセイヨウメギ(B.bulgaris(バーベリー:Barberry))の樹皮や根を下痢や尿路感染症、胆石症などの治療に用いている。

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