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2015/06/23 15:57 | 印刷

○玫瑰花(まいかいか)

 日本各地および東アジアの温帯から亜寒帯にかけて分布するバラ科の落葉低木ハマナス(Rose rugosa)の咲きかけた花を用いる。おもに海岸の砂地に生え、日本では太平洋側で千葉県、日本海側で鳥取県以北に分布する。

 日本のハマナスの花は一重なのに対し、中国のハマナス(P.rugosa var.plena)の花は重弁であり、茎の刺が少ないなど若干異なり、ハマナスの変種と考えられている。ハマナスはハマナシ(浜梨)の東北なまりといわれ、果実がナシに似ていることに由来する。

 根にはタンニンが多く含まれ、秋田八丈の染料として有名である。果実にはビタミンCが多く、薬用酒にして疲労回復に用いられる。花からは芳香精油のローズ油が採れ、香水原料となる。このローズ油にはシトロネロール、ゲラニオール、シトラール、リナロールなどが含まれている。

 漢方では花に理気・調経の効能があり、ストレスによる腹痛や下痢、月経不順などに用いる。一般に単独で茶剤として服用することが多い。また中国では花を蒸留酒に浸した玫瑰酒(玫瑰露)がよく知られている。日本には天然着色料の原料としても中国から輸入されている。

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