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2015/05/24 17:55 | 印刷

○望月砂(ぼうげっしゃ)

 ウサギ科動物、モウコウウサギ(Lepus tolai)などの野兎の乾燥した糞を用いる。モウコ兎は中国東北部から内蒙古にかけて分布しているが、そのほか中国各地に生息している種々の野兎の糞も用いる。

 秋ごろに野草を刈った後、見つけた兎糞を集め、草や砂を除いて乾燥する。ただし家兎の糞は用いない。乾燥した糞は直径1cm前後のやや細長い灰褐色の塊で、手で揉むと崩れて草を散らした状態になる。乾燥したものは臭いはなく、味は少し苦い。

 漢方では明目・駆中・治痔の効能があり、白内障や視力の低下、疳疾、痔などに用いる。近年でも中心性網脈絡膜炎の治療に生地黄・夜明砂・黄精・石斛などと配合した処方が応用されている。

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