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2014/10/15 9:30 | 印刷

○檳榔子(びんろうじ)

 マレー半島烏原産でインドネシア、フィリピン、中国南部などに植栽されるヤシ科の常緑高木ビンロウ(Areca catechu)の種類を檳榔子といい、その果皮を大腹皮という。

 種子は長さ3cmぐらいのおむすび型をしており、表面に網目の模様がある。東南アジアの諸国ではビンロウの未熟な果実の胚乳を縦に割り、石灰をまぶし、ときに阿仙薬や甘草などと混ぜてキンマの葉で包んだものをチューインガムのように噛む風習がある。これを噛むと口の中が真っ赤になるが、麻酔的な作用があり、爽快な気分になる。

 果実にはアレコリン、アレカイジン、クバコリン、クバシンなどのアルカロイド、ラウリン酸、ミリスチン酸などの脂肪酸、タンニンなどが含まる。アレコリンにはピロカルピンよりも強い副交感神経刺激作用、中枢抑制作用がある。このため唾液の分泌を促進し、瞳孔を縮小させ、腸蠕動を更新させる。多量に用いると流涎や嘔吐、多尿がみられ、ひどければ昏睡や痙攣が現れる。このときにはアトロピンの注射が有効である。

 また煎液にはミミズやヒルに対する殺虫効果が条虫に対する駆虫効果のあることが知られている。漢方では駆虫・消積・理気の効能があり、消化不良や腹痛、寄生虫症、便秘、脚気などに用いる。

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