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2005/12/19 5:42 | 印刷

○コンドロイチン硫酸

 動物の細胞、線維、組織、器官の間を結び付けて、それらの支持、保護、栄養補給の役目をする組織を結合組織といい、その主要成分はムコ多糖体と呼ばれる粘性物質(ネバネバ成分)であるが、コンドロイチン硫酸はその重要な構成成分のひとつで、骨の形成、傷の治癒、感染防止(免疫体の産生)などの生理作用を持つ物質である。

 19世紀半ばに動物の軟骨の研究から発見された物質にコンドロイチン(軟骨という意味のギリシャ)という名が与えられたあと、ようやく1946年になってその化学構造が決定されたが、その薬理作用については早くから注目が集まり、すでに1936年には偏頭痛、抗潰瘍の薬剤として臨床実験が行われたという古い歴史を持っている。

 コンドロイチン硫酸は、体内ではタンパク質と結びついたコンドロムコ蛋白という形で、主に皮膚、血管壁、軟骨、人体、関節、眼球、角膜、粘液、各臓器などに分布して、後述のような様々な働きをする。しかし、若い成長期には体内でも生合成されるのであるが、加齢とともに産生されなくなり、欠乏症を招いたり、例えば皮膚の保水性や潤滑性が失われて老人性の皺やカサカサ肌の原因となったりするので、どうしても外部から補給しなくてはならないのである。

 コンドロイチン硫酸の体内における生理作用としては、①線維(コラーゲン、エラスチン)や細胞群とともに結合組織を構成し、体細胞が正常に生存できる基盤となる、②組織に保水性、潤滑性、弾力性を与え、栄養分の消化吸収・運搬・新陳代謝を促進する、③カルシウムの代謝に深く関与して、骨の成長、骨折の回復、骨粗しょう症の防止する、④傷ついた皮膚や組織の参照を補修する、⑤血液中のコレステロールや過酸化脂質を除去し(脂血清澄作用)、動脈硬化や高血圧を予防する、⑥関節軟骨の成分の27~43%も占めて、関節・靭帯・腱の弾力性、円滑性を保つ、⑦皮膚のみずみずしさ、若々しさを向上させる、⑧目の角膜や水晶体の透明性や弾力性を保持する、⑨細胞の増殖を促進し、精子を増殖する(造精作用)、などがあげられ、こうした作用が実証されていく過程で、コンドロイチン硫酸は動脈硬化、解毒、代謝異常、腎疾患、難聴、炎症などへの薬理効果が次々に明らかにされ、わが国でもすでに腎炎、ネフローゼ、リウマチ、神経痛、腰痛、五十肩、肩こり、夜尿症、眼疾患、脱毛症などを適応症とする医薬品に用いられている。

 一般の食物として植物性、動物性を問わずネバネバしたもの、例えば納豆、山芋、オクラ、なめこ、海草、フカひれ、ツバメの巣、スッポンなどに若干含まれており、植物性よりも動物性のほうが体内の効率は高いのであるが、いずれにせよ含有量がそれほど多いわけではない。そこでこの優れた機能性を誰もが日常的に享受して、老化防止や健康の維持回復を図りやすくした健康食品も各種開発されており、原料にはサメの軟骨、牛の軟骨が用いられている。

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