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続-室戸岬から

 二十三番薬王寺から室戸岬の突端までの道も長い道であった。群青色の海原を左手に望みながら三日がかりで約百キロを歩いた。ただ歩いた。

 『暑い、足が痛い、腹が減った。』とかは感じてはいたのだろうが、歩いたこと以外の記憶は無い。跳躍も無く、飛躍も無い。頓挫も無ければ、落胆も無い。
ただ歩くこと、それも一歩一歩あるくことに等身大の充足を感じた。
金剛頂寺から神峯寺への道も長い海沿いの道である。

 安芸を過ぎた辺りから国道と別れ堤防の上に作られた人と自転車の専用道に上がる。


初秋の朝まだ早いキリッとした風に土佐の大海原が光り輝いている。

 前方にいくつもの岬が重なり合うように海に落ちている。その一番先端の薄い影が足摺であろう。
道ははるかだ。

 逃げるつもりは無い。うられた喧嘩は買うしかない。戦う以上は勝たねばならない。
この三ヶ月、B総研との戦いに忙殺され、そのあまりもの強欲、稚拙なやりくちに、いささか辟易していた。

 上海の黒マントの先生にお伺いをたてたら
「柔らかくて弱いものが勝ちます。ただ弱気になったら負けます。」とのお話であった。

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