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観自在

 二回目の私論をアップした翌日、出社してメールを開くと『広尾の賢人』からメールが届いていた。

 「論は大より小が宜しく存じ折り候。この点、如何。街の豆腐屋は朝より豆腐を作り、売り歩く事こそ豆腐屋の有り様にして夢夢、一級の料理人と勘違いせぬことが肝要と思い致し候。ご賢察の程。」

 要するに賢人の忠告である。大論であろうと私論であろうと論を成すなどお前さんの柄じゃない。いわんやこの道一筋五十年の作家を説くなどお前さんの及ぶとこでもない。手遊びのブログ書きにはそれなりの分別が必要だ。
まー、ざっとこんな意味であろう。
読んでいて冷や汗が垂れてきた。大きな勘違いにいきなりきずいた、いやきずかされた。


 『広尾の賢人』の読みの鋭さと変わらぬ友情に只只、頭が下がった。
斯様な事由で『内藤忠行私論』は今回を以ってしばらく中断する事になりました。
 只、往生際が悪いと賢人にはお叱りをうけるのを承知で一言だけ「論」の結末を次回書かせていただきます。

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