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六月某日-狢と狸の違い その1

いつものように早めに仕事を終え、いきつけのクラブに行き、いつものように軽く汗を流し、軽くストレッチをやり、軽くサウナに入ると、いつものように外苑西通り沿いにある小さなバーに入る。
「いつもの、二杯」
アイリッシュモルトの水割りを二杯、柿の種をつまみながら十五分程かけて飲み、いつものように千五十円を置いて店を出ようとした時、携帯が鳴った。

「今、どこ」いきなりのけたたましい大阪弁。
「今、青山。久しぶりだね。あんまりご無沙汰なんで忘れられちゃったのかと思ってたよ。」
「そんなアホなこと言わんといて、それより、これから時間あらへん。」
「よっちぁん、今どこ」
よっちゃんは一部上場企業の社長兼CEO.で二十年来の戦友みたいなもの、と思っていた時期もあったがここ数年、あまりにもリッチでセレブになられたので何故か疎遠になっていた。
「帝国ホテルの中2階のバー。友達と飲んでてこれから食事するんやけど、紹介しようと思って。」

「久しぶりだし行ってみるか、という気持ちと知らない連中と飯を食い酒を飲むのもめんどくさいという思いが一瞬拮抗した。
「友達って、だれなの」
「テレビ局の役員さん。東大出ててごっつい頭のきれるオッサン」
「テレビ局の頭のいいオッサン」、に左脳内の何かが反応した。ちょっとした暇つぶしにはなるかも。
「わかった。これから行く。オールドインペリアルバーでいいんだよね。」

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