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再度 やちむん探し(四月某日)

再度の沖縄行。羽田発二十時の最終便に乗り那覇空港到着は二十三時をまわった頃。夜の空気に亜熱帯の匂いかすか。今回の目的は壺屋町の骨董店主板野氏にお目にかかる事と漆喰シーサの逸品を捜し歩く事也。




板野氏は御年八十過ぎの元映画監督。古いものが好きで趣味がこうじて気がついたら骨董屋のおやじになっていたとの事。既に十数年のおつきあいで随分と良い品をわけていただいた仲なれど前回お尋ねした時、店は閉店中。隣のやちむん屋に尋ねると、週末たまに店にでるもののほとんど休業中との由。何でも夢が捨てきれず又映画を撮り始めるとの事、慶賀の至り。

空港より那覇テラスに直行、投宿。部屋で泡盛の水割りを飲みながら板野老の来歴に己が近未来を重ね合わせ一人、苦笑い。

そうですか。
一人 苦笑いですか。
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