7.5 統合医療と鍼灸
『統合医療と鍼灸』

はりきゅう学科 教員 小林郁代

 先日、大阪で鍼灸師の学会がありました。そのテーマは「統合医療と鍼灸」です。
「統合医療」というのは、近年注目されている、西洋医学と伝統医学、また其の他の民間療法等(代替医療)を用いて、患者中心の医療を提供する医療のことです。統合医療では、病気の治療とともに予防と保健を重視し、個人の自然治癒力を高めることが目的とされます。そのためにさまざまな治療法をどのように提供できるのかが研究され、統合医療センターという形や病院とその他の治療法との連携などの形で実際に提供されています。
日本の伝統医学である鍼灸も、国の文化として位置づけられ、その継承と発展を期待されています。
鍼灸治療の特徴は、身体の気を調え、自然治癒力を高めて病気を治す力を持たせ、また病気に罹りにくくするところにあります。世界的な統合医療への流れの中、鍼灸師が活躍できる場はさらに広がっていくでしょう。


5/22 トレーナー部の活動報告
5月22日(土)に菅平高原サニアパークで高校ラグビーの予選が行われ、
本校のトレーナー部が救護スタッフとして参加致しました。

まずは試合前にテーピングが必要な選手に対して



ラグビーはコンタクト(接触)が激しいスポーツですので、試合中は気が抜けません。


応急処置のテーピングも迅速に行います。


本校で考えるスポーツトレーナーは選手の試合前のコンディショニングから始まり、怪我の場合の治療や試合後のケアまで出来るコメディカルトレーナーを目指しています。

それが出来るのは開業権を持った「ドクター」と「はり師・きゅう師」「柔道整復師」だけになります。




                                   担当:北澤

4.3 介護と東洋医療 Vol.2
臨床の小窓―その1
 介護福祉学科講師 永井富優子先生
 (本校付属臨床施設/鍼灸師)

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2/12 藤崎奈々子さんが当校を訪問


『元気一番!マイチャン。生テレビ』〔2月21日(土)12:00から生放送予定〕
に出演するタレントの藤崎 奈々子さんが当校の付属臨床施設の『光和はりきゅう接骨院』へやってきました。

鍼(はり)治療をしたことがない藤崎さん。
鍼(はり)ってどのようなものなのか?
まずは当院スタッフの甲田先生から、はり治療の説明を聞いて興味を持ってきたようで、
一緒に来た横田光幸アナウンサーがはりを実際に受けたのをじっくりと見ていました。

藤崎さん 「今、顔に鍼刺さってるけど、痛くないの?」
横田アナ 「えっ!? 今、鍼(はり)が刺さっているのですか?」
藤崎さん 「結構刺さってますよ(笑)」
甲田先生 「鍼(はり)は髪の毛ほどもない細さなんで、治療されているのを見て
      いないと治療されているのかわからないほどですよ。」


藤崎さんは鍼(はり)に興味を持っていただいたようで、番組取材後、個人的に甲田先生に肩の鍼(はり)治療を受けて、次の撮影場所に移動されました。
初めての体験だったようですが鍼(はり)の魅力を分かって頂けたではないでしょうか。

放送も是非ご覧になってみて下さい

             (担当:上野)

刺さない鍼って


赤ちゃんは、自分の意思を言葉で伝える事ができないので、おなかがすいた時やおしめを取り替えて欲しい時、眠い時、痛い時などは、それを知らせるために泣きます。
しかし、思ったことが伝わらない、言葉を十分に伝えられないことが、やがて奇声(キーキー)、不機嫌、不眠、夜泣き、むずかり、噛み付くなどの症状として現れることがあります。それは離乳期前後に多い小児神経症で、一般的に「疳の虫(疳虫症)」と呼ばれ、原因は神経性素因、肉体・精神の発達のアンバランスなどによるものとされています。
 小児期は、疳虫症状の他にも、風邪症状、夜尿症(おねしょ)、下痢・便秘、熱が出る、食欲がないなどの症状が多く、その他に、環境や食生活の変化、遺伝的素因などから、アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、小児喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、花粉症など)は増加しています。

 このような様々な症状に対して小児用の鍼が有効な治療法であることが、調査で明らかになりました。小児鍼(しょうにしん・しょうにばり)といいますがこれは「刺さない鍼」です。(鍼なのに刺さないって言葉としてはおかしいですが先の尖っていないものとお考え下さい) 

<適応症> 風邪症状(風邪をひきやすい 熱がさがらない 鼻水 咳)
      アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、小児喘息、アレルギー性
      鼻炎、食物アレルギー、花粉症など)疳の虫 夜泣き・寝つき
      が悪い 食欲がない 下痢・便秘 夜尿症 体調がすぐれない など

<対象年齢>基本として8歳以下
 
<治療方法>両手足、頚肩部、背部、腰部、腹部、胸部に対し、鍼で皮膚を
      さする擦過鍼と、接触する散鍼を行います。適切な接触刺激が、
      局所あるいは中枢(自律神経系やホルモンなど)になんらかの
      影響を与え自然治癒力を活性化させるものと考えられます。

 小児鍼は、アレルギー疾患などのに有効な治療法であり、そのほかにも「風邪をひきにくくなった・丈夫になった・元気になった・食欲が出た・よく眠れるようになった」など、身体に良い変化がみられることが明らかになりました。
 また、鍼治療を開始する年齢が3歳以下であることと、1年以上治療を継続することが有効性を高めることが認められました。
 特に小児期は、症状に対して薬を使用するのは戸惑いがあると思います。
 小児鍼は薬と違い副作用がなく、その後の成長にも良い影響を与え、体質改善にもつながる小児鍼をお勧めいたします。

 詳細につきましては是非、専門の先生もしくは専門の学校にお聞き下さいね。
当校でもご質問には丁寧にお答えしたいと思っております。

         (担当:北澤)

1.15 介護と東洋医療
☆福祉にからむ鍼灸医学の効用について☆

           介護福祉学科講師 永井富優子(本校付属臨床施設/鍼灸師)

 東洋医学の診断法の一つに望診(ボウシン)というのがあります。望み見てその個体の元気を推し量るという診断法のことです。望み見るのは顔色であったり、姿勢であったり、動作であったりします。
 顔色でいうならば、黄色味が過ぎる場合は脾胃(ヒイ)に症状があるのであり、青味が過ぎるのは肝臓に問題があるのです。さらに仔細に望診するのなら目の大小からは肝臓が強いかどうかを知り、唇や舌の色の良し悪しから脾(ヒ)の働きを知ることができます。或いは、遠くの音が良く聞こえるかどうかで腎臓の性能を推測することができるというものです。
 これは望診のほんの一端であり、他にも望聞問切(ボウチョウモンセツ)といって、視覚・嗅覚・聴覚・触覚という五感を使った診断といわゆる問診の4つの診断法です。経験的に用いることのできるこれらの基礎的な知識は、自分の身体についてのチェックは勿論のこと、対象となる相手の体調の具合を推し測ることが可能になります。福祉の現場で働く人々にとって、このことは役に立つというだけではなく、大変興味深いものとなるようです。
 また、身体に存在するつぼや経絡の基本的な知識も同様に、自分を整えるばかりでなく、直接相手の役に立つものです。
 私事ですが、80歳になる私の母などは、時々に私が教えているつぼに家庭用のお灸をするのが日課となっているのですが、自分ひとりですることが難い腰などに灸をしたい場合は近くの親戚まで行って手伝ってもらうといいます。
 福祉の現場で働く職員が、そうした知識を持ち合わせていたらどんなにか高齢者は助かることかと思うのです。人は、自分のために努力して勉強するというのは、できそうでなかなかできないというところもあるのですが、目の前の相手のためなら努力できるという一面があります。東洋医学の実際的な知識というのは彼らのそうした一面に応えるものだと考えています。



          図:「図説 東洋医学-基礎編 (学研)」より

教員養成課程に合格

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はり美容について   (11/21付)

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9/14 『イエローマスタード』記事紹介
古川教務部長取材記事

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ひとことコラム
07.07.04
画像で見たお灸の皮膚損傷の再生過程

~全日本鍼灸学会学術大会 岡山大会に出席して~

 6月8日~10日にかけて岡山県倉敷市において上記の学術大会が開かれた。今回、画期的かと思われた発表は、施灸による皮膚組織の損傷の再生・修復過程を形態学的に電子顕微鏡による画像で見せたものであった。明治鍼灸大学の熊本教授(解剖学)による発表である。
 ラットの足底の肉球に1壮の透熱灸を施して時間経過とともに組織を採取してその変化を観察したものである。それによると、損傷皮膚組織は最初、周囲より中心に向かって徐々に修復される。表皮の下の真皮の血管・神経束・汗腺の導管なども損傷・壊死しているが、修復表皮は損傷部位を覆って層状に形成され、肥厚して修復されていく。表皮上方に残されたものは痂皮となって脱落する。表皮下に残された損傷組織にはフィビィリンが沈着し、破壊された細胞はマクロファージに吸収される。弾性組織の線維芽細胞は大きさと数を増して、肥満細胞とともに分布して免疫陽性反応が見られる。(施灸後6~8日)
 修復過程のうちでも特に目立ったのは神経線維の再生であった。施灸中心部では皮下組織の神経線維までもが消失したが、施灸後2~3日目から徐々に数を増して周囲から中心部に向かって伸長し始め、皮膚組織の修復が終わった後も(6~9日)多数の神経線維が再生した後、正常な数へと減少した。(自律性・感覚性線維)これらの神経線維はまるで大根の髭根のように増えていき、その後少し減っていくのが見えた。血管については鮮明でないためか私には読み取ることができなっかたが、内皮細胞から増殖していき本管につながったとの説明があった。
 お灸の実技授業を担当しているだけでなく、施術院においても灸を多用している私としては楽しみにしていたプログラムであったが、期待以上の発表と思われた。
尚、他にも副交感神経系の活性化が過剰な炎症反応や過剰な免疫反応を制御し得ること、同じく副交感神経系の活性化がリンパ球を活性化して癌の再発を抑えた例の発表などがあいついで施術を進めていく上での理論の推進力となるかと思われる。


                      著:信州医療福祉専門学校 はりきゅう学科
                                      教員 永井富優子

ひとことコラム~特別編;スポーツの現場では・・・・~
コラム『特別編

スポーツの現場では・・・”その4

今回は最終回。太田先生ありがとうございました。
では本編です。

 4回にわたり、経験談などをまぜながら、話をさせていただきました。

 スポーツ選手の皆さん。選手としては引退してしまったけど楽しみながらスポーツを続けている皆さん。また、これから始めようとする皆さん。スポーツを舞台に、色々な形で携わっていらっしゃることと思います。

 学生時代・今現在と様々な場面で、鍼灸と出会われてきたのではないでしょうか。
 日常生活ではもちろんですが、意外に思い返せば『スポーツの影に鍼灸あり』ではなかったでしょうか?

 実際にトップ・スポーツのチームや個人選手のトレーナーで活躍している方たちも鍼灸の資格を持って現場に携わっていらっしゃる方々がとても多いのです。

 東洋と西洋の医療を上手く癒合させ、
スポーツ現場で生かす!

 こんな道が鍼灸の資格を持つと開けてくるのです!
色々な資格がある中で、選手と対話しながら治療したり、コンディションを整えたり、ケガが付き物のようなスポーツ現場では、きちんとした知識を持った、医療従事者スペシャリスト)が、必要とされていているのです。

 興味を持たれた方!また、興味はあるけど今ひとつ良く理解できない。どうしたらスポーツ現場で働くことができるの? などなど・・・

 一度話を聞きに足を運んでみませんか?



                 コラム文;付属臨床施設 光和はりきゅう院 太田浩史先生

ひとことコラム~特別編:スポーツの現場では~
コラム『特別編』


スポーツの現場では”その3 合宿編

前回に引き続き、今回も遠征のお話です。

 遠征には、試合だけではなく合宿(長期遠征)があります。前回でも少し触れましたが、その用意となると大変なことになります。
 合宿期間中は、いつもの練習では、1回で終わるところを 朝・昼・さらに練習試合。などと2回・3回は当たり前! の練習となります。選手は練習・試合でがんばることも、もちろんですが、疲労・ケガなどとも、戦わなければなりません。この期間は、治療院の形式+保健室の様相も必要となってきます(疲れて、待っている間に寝てしまうやつもいたり、練習や試合でケガして血だらけだったり)。
 ケア用ベッドは2台に増え、マットなどを敷いてストレッチなどが出来るようにセットしたりします。そりゃもう猫の手も借りたい程。こんなときには、いったいどうやって部屋をセットするのか・・・一番は自分が、動きやすいように物の配置を決めること。その場所に選手をすばやく馴染ませてしまうことが大切です。プチ・治療院を期間限定でやっている感じですかね。
 治療機材も試合遠征などと違い、大きな機材まで送ります。もちろん鍼なども、いつもより多く必要・・・

 24時間選手と同じ場所にいるので、選手も疲労からケガをしないように、いつもより入念にケアを依頼してきます。また練習を重ねていくうちに、あちこち痛みがでてきたり・・・と、プチ・治療院は大忙しです。
 治療をしていると、「鍼ってきくねぇ」なんて言葉が部屋の中を飛び交います。(うん・うん、やっとわかったのか。普段は痛いからヤダとか、怖いからヤダとか言っているのに・・・)
 必要に迫られたときの、選手達の治療に対する要求は、とてもすごいものがあります(とにかく、すごいんです。言葉ではとても書き表せない程)。そんな選手達が毎日ワンサカ・・・押しつぶされない気迫を持っていないと、本当に潰されそうです。
 しかし、選手達が少しでも元気を取り戻してくれて、帰りに「明日もがんばれそうです。ありがとうございましたぁ~~。」と・・・ 
 治療家として、またトレーナーとして、最高の褒め言葉を貰ったようで・・・
 長い鍼・短い鍼、細い鍼・ちょっと太目の鍼 色々な鍼があり、それを使う人が日々使い方を進歩させ、そんな中でフッと、古来の方法の良さもあらためて感じる。(深いなぁ~)  
 治療家として、心地良いときです。

                         次回はいよいよ最終章   12/22UP予定

                    文 付属臨床施設 光和はりきゅう院 太田浩史先生

ひとことコラム~特別編:スポーツの現場では~
コラム『特別編

"スポーツの現場では" その2


 スポーツの現場では、遠征はつきものです。では遠征(試合や合宿など)ではどのように選手達のケアや治療をするのか、そしてそのための準備はどうしているのか、などについて触れてみることにします。
 遠征に行くには、まず準備をすることから始まります。試合で使う備品やテーピング、チームドクターなどがいる場合は、ドクターの使う医療道具。また私達が試合前日や試合当日、選手に行う治療やコンディショニングに使う道具など、大変な量の荷物が必要なのです。
 試合の場合は通常前日に現地(試合会場となる場所)入りします。だいたい競技場から30分以内で移動可能なホテルなどに宿泊するのが普通です。ここでは、トレーナー・ルームを常に用意してもらいます。ツインの部屋を取ってもらいベッドを1台片付け、ケア専用のベッドに置きなおします。このベッドも先ほど触れた遠征セットの中に入っています。(残りの一台は私の寝るベッドです)
 私は主に鍼を使いながら、ケガを抱えながらも試合に出なければならない選手や、古傷を抱えながら競技を続けている選手などに、少しでも良い状態で試合に臨んでもらえるようにホテルの一室で待ち構えています。そこでは、鍼、刺激を与えたりするためのパルス機材、消毒をするための道具、テーピング、アイシング用氷、などなど・・・コンパクト治療院を準備します。しかし・・・鍼やパルス機材などは自分が使うものですし、精密機械でもあることですから、先程の遠征セットの中には入れずに、MyジュラルミンBOXにそれらを入れて、飛行機などの遠征でも手荷物で持って行きます。空港の手荷物検査ではたいがい引っかかりますね・・・いつも・・・いつも・・・同じように・・・
「これは、なんですか?」
「治療道具です」
「?」「治療と言いますと?」
「鍼治療用の鍼とかですよ」(漢字で書くと分かるのですが言葉なのですぐに理解されない)
 だいたいここで押し問答をしながら、それでも分からない人だと、自分の腕とかに鍼を打っちゃったりして見せて解決。
 そんなことを毎回遠征でしながら旅は続くのです。その横を選手達が、太田またやってるよ~という顔で笑いながら「お先に~」と・・・「お前ら夜に鍼攻撃してやる!」と周りに、笑いを振りまきながら・・・・・・・・・・・・・・・・治療はいたってまじめに行います。

                                     次回につづく

                   文 付属臨床施設 光和はりきゅう院 太田浩史先生

次回12月10日UP予定 です

ひとことコラム ~特別編:スポーツの現場では・・・・~
コラム『特別編』

"スポーツの現場では・・・・"    その1


 スポーツの現場では、鍼・灸師、柔道整復師など色々な資格を持った方々が、メディカルスタッフの一員であるトレーナーとして活躍しています。
 私も鍼灸師の資格を取ってから今までずっとスポーツ現場で仕事をしてきました。
 さて、実際のスポーツ現場ではメディカル部門と位置づけされているスタッフは何をしているのか、チョッと触れてみたいと思います。
 スポーツ現場では、選手達は常にケガと背中合わせで競技を続けています。
 そう、私達は日々現場に出ては、ケガ人を探し続けているのです。(この話だけでは、まるでケガ人が出るのを心待ちにしているかのように聞こえてしまいそうですが・・・)

 「あれ?あいつ・・・・動きにいつもの切れが無いぞ・・・・???」そんな選手をつかまえて対話をすることでコンディショニング(調子を整えて本来の動きを取り戻してあげたりすること)治療をしたり、また、競技中のコンタクトプレーやパワープレーで起きたケガに対して、即時対応ができるように目を光らせているのです。

 では、実際にケガをしてしまった選手はどうするのか・・・。まずはチームドクターに状態を確認してもらう事からはじまります。その時には、選手と一緒に病院に行き、ドクターと状態を確認し復帰計画をつくります。
 選手が競技に復帰出来るためのリハビリ期間を最短で計画したものをコーチングスタッフに伝えます。ケガを早く直すためには初期の対応がとても大切です。あるときは24時間管理でアイシングするときもあります。そう、寝ずに・・・・(*_*;

 さて初期対応が終わると、今度は治療と平行しながら運動計画を立てます。ここで"治療"とは、主に選手の痛みを取ってあげることです。そこでは、主に鍼治療が力を発揮しています。
 外国人選手などは特にはっきりしていて、「痛みが治まるなら何でもやってくれ」といった感じです。チョッと東洋の神秘的なところもあるのでしょうが、以外に外国でも鍼は知られているようです。(しかし・・・・そういえばオーストラリアに合宿に行って、宿舎で鍼治療をしていたら記念写真を撮られたことがありましたけれど・・・。興味津々って感じでした"^_^")
 特に大柄な選手が多いラグビーなどは、目的の部位まで普通の鍼では届かないことが普通で、10cmぐらいの長さの鍼などで対応したりしていました。
 鍼は古来から伝わってきた伝統治療でもあるのですが、最先端のスポーツ現場でも日々進歩し、必要とされているのです。

                                                  つづく
 次回は平成18年11月20日UP予定















      トレーナー部での太田先生

コラム <特別編>
投稿 太田浩史先生の紹介
 有資格:鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師
      日本体育協会公認 アスレティックトレーナー
 現在:専門学校信州医療学院 付属臨床施設 光和はりきゅう院 勤務
     鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師として登録

 本校勤務前はJリーグ”アビスパ福岡”のチーム専属トレーナーとして、また、社会人ラグビーチーム”九州電力”の専属トレーナーとして活躍。 現在では光和治療院の施術者として、競技エアロビックで活躍中の中澤彩子さんのケアなどを行ったり、地域のスポーツ活動などへの参加を精力的に行っております。
 

ひとことコラム 12 ~『ツボの秘密』
『ツボの秘密』


 はり・きゅうで用いる道具といえば、鍼"ハリ"と、蓬"ヨモギ"から出来ている艾"モグサ"というものの2つ、そして、対象は人体のツボというものです。
 針金の様な鍼と、道ばたの草から出来たものとでどうしてそんなに効くのだろうかと思うのですが、その秘密はツボにあります。 ツボは人体の皮膚表面に表れた経絡"ケイラク"の一部ですが、実は表面に現れない経絡をその背後に抱えています。
 例えるならば、それは経絡という川なのです。
 川には、泉のように湧き出たところ、小川のちょろちょろした流れ、深い淵、渓流の様に早い流れ、海へ注ぐ河口の様なゆったりした流れがあるように、人体の皮膚の近くを浅く流れるものと、内臓まで届く深い流れがあるのです。そうして、それらがつながっているということなのです。
 つまり表面に浮かび出たツボを刺激してやれば、身体の奥深くまで届くという事なのです。
 また、人体において表面には見えないところの変化というものも、その経絡の流れによりツボに現れてきます。これが東洋医学でいう「診断点と治療点が一致する」という事なのです。

                             はりきゅう学科 教員 永井富優子

ひとことコラム ~コラム11~
『臨床こぼればなし』~(1)嗄声

 鍼灸院にTさんが初めてみえたのは6月。膝が曲がらないというのが主訴でしたが、ベッドに横になると「4月から声が出なくなってしまったんです。」と訴えました。かすれた声でした。
 20年以上も小学校の教師をしていて、3ヵ月間も嗄声のままというのは初めてのようです。風邪の治療をしても声の変化はなかったので、ふと、腰の大腸の治療穴に灸をしたところ、熱くないというのでした。30壮もしたところ、ようやく熱が通りました。その日を境に、Tさんの声は蘇りました。次の治療日にみえたTさんの声は朗々とよく響く大きな声でした。「こんなに良く響く声だったのですね」というと、「はい」と答えてくれました。そして、お腹の治療が始まったのです。・・・・・・・・(続く)


                           はりきゅう学科教員 永井富優子

ひとことコラム ~コラム10~
チャングム~

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ひとことコラム ~コラム9~
「経穴学篇」-その5-

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ひとことコラム ~コラム8~
「経穴学」入門篇-その4-

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ひとことコラム ~コラム7~
主題:経穴学」入門篇-その3-

~『気穴』とは~

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ひとことコラム ~コラム6~
主題:「経穴学」入門篇-その2-

~なぜ治療点を「穴」というの~

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ひとことコラム 5
「鍼灸(はりきゅう)を学ぶには」

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新年最初のひとことコラムは・・・コラム4 『ツボって何?』
「ツボってなに?」

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ひとことコラム 3
「鍼灸(はりきゅう)治療って?」
 はりきゅう治療とは・・・・

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「鍼灸の保険治療ってどうゆうの?」
「鍼灸保険のはなし」
鍼灸治療には自費診療の他に、保険診療があります。
つづきを読んで・・・・・

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ひとことコラム 2 「鍼(はり)の話(2)」
"鍼治療のルーツだよ"

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ひとことコラム 1 「鍼(はり)の話(1)」 
はり治療の「鍼」ってなぁに?

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