北信接骨学会 研究発表

1月18日(日)、ホテル国際21におきまして社団法人 長野県柔道整復師会 北信支部主催の北信接骨学会が開催され、その席において「TFCC損傷の一施術法とテーピング」という題で研究発表をさせて頂きました。
“TFCC損傷”を日本語表記すると“三角線維軟骨複合体の損傷”となります。ではTFCC自体が何かを簡単に説明させて頂くと、手首の小指側に存在する「手首への衝撃を和らげるクッション材と、その周囲の組織」といったものになります。
からだ全体の割合から見れば、本当にごくわずかな一部分に過ぎないのですが、このTFCCを傷めると・・・結構な痛みが襲ってきます。例えば雑巾を絞れなくなる、ドアノブを回すと痛みが走る、ひどい場合は釣り銭を受け取るなどが苦痛になります。つまり、手のひらを上に向ける動き等が障害されてしまう傷病なのです。なかなか稀な傷病なのですが、当校の付属臨床施設 光和接骨院で、数名のTFCC損傷の患者さんを診させて頂く機会があり、また私自身もTFCCの痛みを抱える一人として題にするまでに至りました。
柔道整復師会学術部より、9月初頭に正式な依頼が来てから発表に至るまでの約4ヶ月半、月に2~3回の打ち合わせを行ってきました。学術部の先生方、他の発表者、私も含め皆、普段は接骨院の業務を行っている者同士です。業務を終えてから打ち合わせを開始し、時には日をまたいで深夜まで意見交換を行い、ようやく発表まで漕ぎ着けました。とても自分一人では成しえないことに、己の力量不足や知識の浅薄さを痛感しつつ、診させて頂いた患者さん、学術部の先生方、共に発表を行った先生方に感謝しております。ありがとうございました!
発表当日は北信地区の接骨院の先生方が大勢集まり、大変盛大なものとなりました。私は実技も含め発表を行ったのですが、緊張のあまり赤面し通しでした・・・自信が無かった訳ではないのですが・・・どうも人前に立つのは苦手のようです。f(^o^;)
研究発表の後は千曲中央病院の整形外科部長であられる吉松俊紀Dr.の講演があり、正味1時間の講演でしたが、用意して頂いた内容・質からしてまだまだ時間が足りない!もっと話を聞きたい!と思える大変貴重で有意義な勉強をさせて頂きました。
さらにその後は新年会を行い、日々行う患者さんへの施療技術や知識の向上、今後の柔道整復師業界の発展を話の種に、多くの先生方と交流を深め、たくさんの情報交換をしてきました。
その会話の中で私の研究発表に対し「凄く良かったよ!参考にさせてもらうね!」や「ここはどうしているの?」「~の説明が足りないんじゃないか?」など多くの先生から多くの意見や質問を頂きました。お褒めの言葉を頂いた喜びと同時に、自分では気づかない盲点や課題を指摘され、“まだまだ”だな・・・と実感させられました。
 若輩者ながら今回の経験させて頂いた研究発表は、確実に自分のステップアップに繋がりました。しかし今後の課題も見つかりました。この課題を乗り越えるとまた次に進めるはずです。課題をマイナスとせず、自分にとってプラスにできる努力をしていきたいと思っています。


付属臨床施設 光和接骨院 院長
            柔道整復学科 助手 
                       高橋誠希

<< 刺さない鍼って | Home | 1/18 北信接骨学会にて研究発表 >>

学校法人 光和学園 信州医療福祉専門学校
〒380-0816 長野県長野市三輪1313
TEL 026-233-0555 FAX 026-233-0560