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コラム『特別編』
”スポーツの現場では”その3 合宿編
前回に引き続き、今回も遠征のお話です。
遠征には、試合だけではなく合宿(長期遠征)があります。前回でも少し触れましたが、その用意となると大変なことになります。
合宿期間中は、いつもの練習では、1回で終わるところを 朝・昼・さらに練習試合。などと2回・3回は当たり前! の練習となります。選手は練習・試合でがんばることも、もちろんですが、疲労・ケガなどとも、戦わなければなりません。この期間は、治療院の形式+保健室の様相も必要となってきます(疲れて、待っている間に寝てしまうやつもいたり、練習や試合でケガして血だらけだったり)。
ケア用ベッドは2台に増え、マットなどを敷いてストレッチなどが出来るようにセットしたりします。そりゃもう猫の手も借りたい程。こんなときには、いったいどうやって部屋をセットするのか・・・一番は自分が、動きやすいように物の配置を決めること。その場所に選手をすばやく馴染ませてしまうことが大切です。プチ・治療院を期間限定でやっている感じですかね。
治療機材も試合遠征などと違い、大きな機材まで送ります。もちろん鍼なども、いつもより多く必要・・・
24時間選手と同じ場所にいるので、選手も疲労からケガをしないように、いつもより入念にケアを依頼してきます。また練習を重ねていくうちに、あちこち痛みがでてきたり・・・と、プチ・治療院は大忙しです。
治療をしていると、「鍼ってきくねぇ」なんて言葉が部屋の中を飛び交います。(うん・うん、やっとわかったのか。普段は痛いからヤダとか、怖いからヤダとか言っているのに・・・)
必要に迫られたときの、選手達の治療に対する要求は、とてもすごいものがあります(とにかく、すごいんです。言葉ではとても書き表せない程)。そんな選手達が毎日ワンサカ・・・押しつぶされない気迫を持っていないと、本当に潰されそうです。
しかし、選手達が少しでも元気を取り戻してくれて、帰りに「明日もがんばれそうです。ありがとうございましたぁ~~。」と・・・
治療家として、またトレーナーとして、最高の褒め言葉を貰ったようで・・・
長い鍼・短い鍼、細い鍼・ちょっと太目の鍼 色々な鍼があり、それを使う人が日々使い方を進歩させ、そんな中でフッと、古来の方法の良さもあらためて感じる。(深いなぁ~)
治療家として、心地良いときです。
次回はいよいよ最終章 12/22UP予定
文 付属臨床施設 光和はりきゅう院 太田浩史先生